interview02 of film festival

 

インタビュー項目

全国応募はどんな感じ?
01. 応募本数
02. 応募作の地域
03. 選考方法
04. 応募作全部へ感想
05. 上映監督と映画祭

小坂本町一丁目映画祭ってどんな感じ? 01. 映画祭当日の企画
02. 思い切って会場変更です
03. 前売券販売はじめました
04. 映画祭へ行くか迷っているあなたへ

映画祭の秘密教えますインタビュー その1
上映作品の見どころや監督プロフィールなどを楽しく紹介

映画祭の秘密教えますインタビュー その2

全国応募はどんな感じ?


今回の応募本数はどれくらいだったのでしょうか?

2号 今回は37名の応募者の方から48本の作品をご応募いただきました。
募集前の会議で「目標は昨年の倍で50本だ!!」って言われたときは、いやいや大きな風呂敷広げちゃったなと若干思いましたけど(笑)
募集期間は3ヶ月だったんですが、募集開始からポツポツ届き始めて、なんとか前回の本数は上回るかなぁと思っていたら締め切り前の2週間くらいで一気に届いてビックリしましたね。
不在票を持って郵便局に受け取りに行くと「ああ、M.I.F.さんね」って言われるくらい局員さんに顔を覚えられたって古川さん(M.I.F.スタッフ)が言ってましたもん(笑)
代表 応募本数が多ければいいということではないんですが、どの作品も質が高かったですよね。上手い下手というんじゃなくて、思いの詰まった作品ばかりでした。
応募本数が増えれば、それだけつらいのも多くなるかなと思ってたら全然そんなことなかったです。
当映画祭はコンペじゃなくて、全国の素晴しい作品をたくさんの人に観てもらいたい、監督や製作者の方々と交流したいっていう映画祭で、
監督さんを大事にしよう、もう丁寧に接待しちゃいますよってのがコンセプトです。
その思いが募集要項から伝わったのか・・・。
2号 この場を借りて、改めてご応募くださった方々にお礼を言いたいです。
本当にありがとうございました。

 

応募作の地域的な傾向は?

2号 北は北海道から南は京都・大阪まで。特に東京、神奈川など関東からのご応募が多いですね。
代表 上映作ではどんな分布ですか?
2号 『るり子とさとし』の市川監督が山形。他は東京、神奈川、千葉とやはり関東が中心ですね。
応募作品全体を通して言えることなんですけど、地域に密着したというか、その地元ならではのネタをテーマにした作品は意外と少ないんですよね。
「地元で趣味で撮ってます」というよりは、しっかりと上を目指して作品を作っていらっしゃる方がご応募くださっているという感じです。
そう言えば70代の方が2名いらっしゃいましたよね。
代表 そうですね、自主映画、商業映画という括りはもはや意味がないと思いますので映画館に来るのと同じ感覚で来てもらっていいです。
70代の方の作品も素晴らしくて上映したかったんですが・・・。是非小坂本町一丁目テレビで放映させてもらいたいと思ってます。

 

上映作の選考はどのような方法で行われたのですか?

2号 今回、本当にたくさんのご応募をいただいたので、M.I.F.メンバー全員が全ての作品を観るのは時間的に厳しいということで、1次と2次に分けて選考を行いました。

1次選考は、メンバーを3つの班に分けて作品をランダムに振り分ける方法。1班につき7名で15作品くらい観ましたね。そこでまず各班3〜5作品くらいに絞り込んでから2次選考を行いました。
2次選考会はきちんとプロジェクターやスクリーンを用意してメンバーみんなで観るという上映会形式で行いました。

それにしても作品を選ぶというのは本当に悩ましいですね。
メンバーから「これが1次選考も通らないようだったらM.I.F.を辞める!」という過激発言も飛び出したりして(笑)
代表 本当は応募作全部を上映したいんですけどねぇ。なかなかそうもいかなくて本当に申し訳なく思います。
当映画祭はコンペじゃないんですが詳細な評価表をつけて、それを参考に上映時間やジャンル、バランス等を考えつつメンバーで話し合って決めました。
うちの映画祭は自主映画を初めて観るという観客も多いので、どちらかと言えばわかりやすいエンターテインな作品を選ぶ傾向があったかもしれません。確かに上映作選びは悩ましいですねぇ。
ギリギリのところは本当にちょっとしたことで選んでますので、上映されなかったからといって決して落ち込まないで欲しいです。

 

応募作全部にメンバーが感想を送ってるんですね。

2号 前回の小坂本町一丁目映画祭vol.6で始めて全国に向けて作品を募集してみようと決まった時に、コンテストでもなく知名度もない地方の一映画祭にどうやったら作品を応募してもらえるかを考えたんですよね。
自主映画を作っている人達って、作品に対する感想とかリアクションを得る場所がなかなか無いよね
っていうメンバー自身の思いもあって「ご応募のお礼に感想を送りますよ」という特典を付けることで、1本でも多くの作品が集まればいいなぁと割と軽い気持ちで決めたような気がしますが。
代表 製作者を大事にしようキャンペーンですね。いい作品を送ってもらってこその映画祭ですから。
私たちも映画製作をしていて他の映画祭に応募したりしてるんで、自分たちがやってもらったら嬉しいなと思うことをやってるという感じですね。
2号 この感想文がなかなか好評なんですよ。
映画祭で上映できなかった作品にも全て感想を送っていますから、監督さんから感想文に対するお礼のメールが届いたりしています。
「小坂本町一丁目映画祭」の開催目的のひとつに「交流」というのがあるんですが、映画祭で上映できなくて実際にはお会いできない監督さんたちとも感想文というものを通じて交流が出来ているんじゃないかなと思いますね。
代表 丁寧なお礼をいただくんですよね。「こんな丁寧なお礼をくれるような人だからこんな素晴しい作品が作れんるだな」なんて変に納得したりしてね。

 

上映作監督が映画祭に来られるんですよね?

2号 はい。
舞台挨拶や恒例のトークセッションなどに登場してもらって映画製作の裏側などを語ってもらおうと思っています。
代表 トークセッションは休憩時間を利用して、ロビーなどにもモニターしながらじっくりとお話を聞こうと思ってます。
映画祭終了後には、こざほんクラブ交流会も続けて開催しまして、監督さんたちも参加される予定です。
これは打ち上げじゃなくて一般の方も参加できますので、ぜひ参加して監督さんと直接お話してみてください。
こざほんクラブ交流会の申込はこちらからできます。

 

小坂本町一丁目映画祭ってどんな感じ?


小坂本町一丁目映画祭は映画上映だけじゃなくて、様々な企画があるんですよね?

代表 とにかくたのしいイベントにしたいと思ってます。遊園地というか文化祭というか縁日に来たみたいな。
休憩時間を30分とたっぷり取ってありますので、そこでさっき言った上映監督のトークセッションをやったり、自主映画のメイキング展示やDVD販売、バレンタインデー翌日ということで敗者復活チョコすくいなど(笑) ロビーで楽しんでもらえます。
さらに、隠れた映画祭の名物、食べ物の無料振る舞いは、前回に引き続きおにぎりとスープとなっとります。
2号 毎回、ご来場のお客様に書いていただいているアンケートを見ると、このロビーでの企画や軽食の振る舞いについては「手作りっぽい感じがいい!」と、とても好評をいただいているんですよね。
長丁場の映画祭ですけど、1日たっぷり楽しんでもらえたら嬉しいです。

 

今回、会場を豊田産業文化センターから、豊田市福祉センターに変えた理由は?

代表 まず1番の理由は、産業文化センターは駐車場がすぐいっぱいになって、3時間しか無料にならないということで来場者の方に大変ご迷惑をおかけしたということがあります。
福祉センターは広大な駐車場がありまして、どれだけ停めても無料ということで安心してお越しいただけます。また、客席も前回の倍ありますので、ゆったりと鑑賞できます。
さらに、広い会場と広いスクリーン。プロジェクターも大きいのをレンタルしてきますので、迫力の画面で映画を観てもらえますよ。
2号 「小坂本町一丁目映画祭」はそもそも第1回目の会場だった産業文化センターの住所から由来した名前なんですけど、今回は福祉センターなので、実は“錦町一丁目“映画祭なんです。
紛らわしくて申し訳ないですけど、JAROに訴えるのだけはどうか勘弁していただきたいなと思います。

 

今回から、前売券の販売も開始したんですね。

代表 はい、今までは気軽に立ち寄ってもらおうということで当日券のみだったんですが、今回客席も広くなったということで前売券販売を始めました。
トヨタグランド、豊田市駅前コモスクエア1Fの本屋さん原田屋、フォレスタヒルズ、笹戸温泉のとうふや旅館、BALSE、ノエビア豊田販社で買えます。
もちろんサイトから予約も出来ます。前売券は400円と当日より100円安いですので、ぜひご利用ください。
サイトでの前売予約はこちらからどうぞ。

 

それでは最後に、映画祭に行ってみようかどうしようか迷ってるみなさんにメッセージを。

2号 この映画祭に来ていただかないと観ることができない作品がほとんどですので、このチャンスを逃す手は無いんじゃないかと思います。
M.I.F.では自分たちが楽しんで映画を作っていますので、その楽しさや魅力をより多くの方にお伝えしたいですよね
代表 まずはものは試しで、軽い気持ちで来てみてください。
様々なタイプの作品があって、必ずどれか1つはグッとくる作品があると思います。
製作者の思いがダイレクトに伝わるのが自主映画のいいところです。入退場自由ですし、もし万が一映画がつまらなくても、おにぎり食べてスープ飲んでチョコすくって400円ならいいか、くらいの気持ちで来てもらえばいいですから(笑)