Sunday, February 15, 2009

小坂本町一丁目映画祭vol.7当日の様子 その1

小坂本町一丁目映画祭vol.7当日の様子 その1
小坂本町一丁目映画祭vol.7はじまる
上映後の監督インタビューの様子
上映以外の企画〜楽しめる映画祭

小坂本町一丁目映画祭vol.7当日の様子 その2
映画祭後の交流会

写真提供:今井義朗

―――2009年2月15日、日曜。

晴天。2月なのに、春のようにポカポカと暖かい日でした。
去年は雪がチラついていましたが、絶好の映画祭日和。

愛知県の豊田市で小坂本町一丁目映画祭vol.7は、豊田市福祉センターの講堂で開催しました。



例年は小坂本町一丁目映画祭の由来でもある産業文化センター(小坂本町一丁目にある)で開催するのですが
キャパが狭くてお客さんが入らない、ということでこの会場に変更です。

今年の天気は良好。しかし、場所を変更したので、お客さん迷うかなー来るかなーと思ってました・・・ら
350人以上のお客さんが来場しました!
ありがとうございます!



続々と来場するお客さん。



別角度からの受付。右手の階段を上った先が上映会場。



さらに別角度で受付。

受付嬢の二人は「渡刈の晩ごはん」(※1)の渡刈家の二女と三女です。
ここでDVD販売や、M.I.F.スタッフが当日装着していたM.I.F.特性タオル(ピンク)が購入できます。
写真中央下には、寒さ対策として大量のひざ掛けがつまれていますね。

※1…「渡刈の晩ごはん」2008年から一年間、小坂本町一丁目テレビで放映されたミニドラマ

受付のすぐ側ではパナソニックのブースも設置。
映画祭の翌月開催のたM.I.F.とパナソニック合同のワークショップで紹介するハイビジョンカメラ「AVCCAM AG-HMC155」を扱っていました。



パナソニックのブースで説明を聞く男性。こ、この方は・・・!
去年の映画祭で上映した『SECRET PLAN』安田監督ですね。
遠い三河の地まで足を運んでくださいました。ありがとうございます!

ちなみにM.I.F.の上映作品をはナソニックのカメラで撮影しているんですねー。
このハイビジョンカメラで撮影する日も近いような気がします。確か、M.I.F.はカメラ好きな子多いですし。


さて。
会場内は・・・



お客さんもかなり入ってますので、客席の様子をドーン。
最大500名入場できるくらい広いです。天井も高いですねー。



監督インタビューではやけに舞台が広く感じられるくらい、デカイです。

さてさて。
今年は会場だけでなく、司会も変わりました!



小坂本町一丁目映画祭の新司会者はRyo-Taさん(写真左)と中山由香里さん(写真右)です。

男性司会者のRyo-Taさんは地元ひまわりネットワークの「まちクル千客万来」ナビゲーター。地元の人には馴染み深い方で、「生Ryo-Taを見れて良かった」との感想もありました。大量の作品と初対面監督とのトークが大変だったようですが、私たちスタッフには堂々と仕事をしてるようにしか見えませんでした。さすがプロ。

女性司会者の中山さんは、M.I.F.スタッフとして映画祭準備に奔走しながらも、司会を初経験。スケジュールが分刻み(もしかしたら秒刻み)で進めだれるので、目の回る忙しさながらも無事司会をやり遂げました。


今年の映画祭は
上映→監督あいさつ(インタビュー)→休憩&監督トークセッション
と、ほぼ例年と同じ進行です。

もちろん上映の合間にM.I.F.制作の協賛CMを流したり、休憩中に楽しめる企画もありましたよー。

 

上映中の会場内(写真左) 休憩中の監督インタビュー(写真右)

 

上映後の監督インタビューの様子。

今回は例年と比べてアンケート回収率もよく(240人/350人中)、感想も沢山書いていただいた方が多かったので、と会場アンケートの感想も抜粋して紹介していこうと思います。
※アンケート回答者で13本全部観てくれた方が55名いました!! 長時間、ありがとうございます!

(以下、敬称略)

 

青春と笑いのつまった第一部の三作品。

朝一から飛ばしますよー。

 
『リメインズ』川合智海 監督。監督隣の大橋祐一郎は「渡刈の晩ごはん」の豊野豊役で出演しています。この作品では役者ではなく、撮影担当です。
リメインズにならずに、無事卒業された川合監督の演劇部最後の作品。朝一番にふさわしく爽やかです。
会場の感想:「少し涙が出るくらい感動です。学生時代をなつかしく思い出しました」「豊田高専さんの作品が大好きです」

 
『秘密探偵コンナンくん』植田ya素彦 監督と濃いキャラの出演者たち。写真右のグラサンは大門さんですね。
植田監督の作品は賛否両論が激しいのですが、毎年楽しみにしているコアなファンがいるのは確かです。
会場の感想:「毛糸がからまった・・・確かにおやじギャグだらけ。しょーもなさがおもしろかった」
『小坂本町一丁目映画祭vol.7』DVD収録作品

 
『アンブレイラ』内藤瑛亮 監督。内藤監督は他にも数本応募していたのですが、一番期待していなかった本作が上映されて驚いているようでした。
会場の感想:「映像のインパクトは1番でした」「静止画と動画を組み合わせているのがよい」
『小坂本町一丁目映画祭vol.7』DVD収録

ちなみに、会場も広くなったので舞台上を撮影してスクリーンに映し出しています。(写真右)

 

不思議で温かい、ホロリ涙の第二部四作品。


『bridge』山田園子 監督。来場できなかった山田監督はビデオレターで登場です。
映画祭で唯一のストップモーション・アニメーション。独自の画と歌、そして水の表現は必見です。
会場の感想:「唄や映像の空気よりも、ストーリーにスパイスが効いていたのが印象的でした」「歌がすごく良かった」
『小坂本町一丁目映画祭vol.7』DVD収録


『家族日和』下倉功 監督。平日はサラリーマン、時間がある時には映画製作と、精力的に活動しているそうです。
上映作の中でも特に身近に感じそうなテーマを扱っている作品でした。
会場の感想:「始まって5〜6分で周囲の女性が鼻水をススリ始め、良い映像は感情がシンクロするスゴさが伝わった」

 
『走馬燈』逢野将彰 監督と『るり子とさとし』市川悠輔 監督

『相馬燈』はリング、トリックで出演された名脇役・谷津勲さんの遺作。
8分と短い作品でしたがストーリーがよく練られており、会場アンケートでも高評価でした。
会場の感想:「役にはいりこんでいる役者がそれぞれいいイメージでできていたのでよかった」「ラストカットいい画だった」
『小坂本町一丁目映画祭vol.7』DVD収録

『るり子とさとし』の市川監督は山形から来場。一番映画祭会場から遠い地域の上映作品。
監督自身インパクトのある出演をしており、市川ワールドと山形ワールドが存分に堪能できます。
会場の感想:「あのユルさ、最高です」「荒いけど自主映画らしい自由度の高さが気持ちよかった」
『小坂本町一丁目映画祭vol.7』DVD収録

 

驚きのラスト第三部、四作品。

 
『STRANGE NIGHT』松本浩志 監督と『とりっくわーど』池田裕志 監督

『STRANGE NIGHT』は屋上、登場人物二人と固定された設定での映画。
川合監督の『リメインズ』とは違う青春を感じることが出来る作品です。
会場の感想:「2人の深い仲がとても伝わってきました」「二人のかけ合いというのはすごく自然でうまく撮れていた」
『小坂本町一丁目映画祭vol.7』DVD収録

『とりっくわーど』CGがふんだんに使われ、かわいいキャラクターとラストにはクスっとします。
とてもチームワークのよいメンバーで、この作品を完成されたそうです。
会場の感想:「文字がモノに化ける所のCGがすごいなぁーって思いました」


『あい』林一嘉 監督と、アクション演技練習中の主演 林由莉恵
長方形の画、という一風変わった映像作品です。
会場の感想:「照明、編集での色調整も最高でした」「撮影場所がドコだったのか気になります・・・」


『あげくのはて』和田宗衛門 監督は急遽来場できなくなってしまい写真がありません。残念。
松本監督の『STRANGE NIGHT』と同じく、固定舞台と出演者3人の作品。3人の会話に釘付けになった観客も多かったようです。
会場の感想:「何で4人で2人前の寿司?」「ストーリー、最後の展開は読めず、わくわくさせられました。」

 

M.I.F.製作映画、二作品。


『THE WONDERFUL FAMILY』石川登美二 監督と主人公トキオ一家、昭和研吾・鎮田有紀・鎮田優杜(子供)
優杜くんは男の子ながら、娘・すもも役を好演。かわいいのです。


母・由紀の手がふさがっているので、マイク持ちをする父・昭和。実は作品中もこんな力関係なんでしょうか?
宇宙を舞台に壮大なスケールでおバカなコメディ。人形ボビーの活躍に目が離せません。
会場の感想:「男ゴコロのさけびがウケました。宇宙にきてまでアホなの」「CGと(特に)ロボットが美しく愛嬌がある」
『THE WONDERFUL FAMILY』DVD収録

 
『少したのしい』清水雅人 監督と主演の水野晴子、真野こころ
地元豊田を西へ東へと歩きまわるロードムービー。地元観客の方は、いくつロケ地が分かりましたか?
会場の感想:「自分の住んでいる街がまた違って見えて楽しかった」「久しぶりにロードムービーを見ましたが面白かった」
『少したのしい』DVD収録

ちなみに主演の水野晴子は、今年の映画祭ポスターにも登場しています。


足長いですなー。

が付いている作品は、M.I.F.ストアで購入可能です。
一部の作品は『小坂本町一丁目映画祭vol.7DVD』に収録されていますので、見逃した方、また観たい、保存したい、友達家族に見せたい、そんな方はM.I.F.ストアへどうぞ!

 

上映以外の企画

小坂本町一丁目映画祭の特徴でもある「楽しめる映画祭」を目指して、M.I.F.紹介コーナーを設け、映画だけでなく「小坂本町一丁目テレビ」の紹介や、毎年恒例の面白ロビー企画もありました。
そんな一部を紹介。

※スタッフ及び関係者以外の方は顔が分からないよう処理させていただきました。

■その1
ホワイトデー(2月14日)の翌日15日ということで、「チョコ&おみくじすくい」(無料)を開催。
おたま、はし、ボール、スプーンなどでチョコをすくうという企画です。
カップラーメン、缶コーヒーもあり、チョコ関係ないじゃん、とかつっこまれそうですが、皆さん楽しんでいかれました。



おみくじは「マリみくじ」という、マリちゃんが運勢を告げるんです。
チョコすくいで笑顔を輝かせていたスタッフ(「渡刈の晩ごはん」で長女)が作成しています。


■その2
「協賛企業様は神様です」コーナー
会場で上映されるM.I.F.製作のCMは、映画祭協賛です。手造りですが、個性ある作品の数々・・・。
ということで、来場者の方には、メッセージカードにCMやお店へのコメントを書いてもらいました。

メッセージをいただいた方の中から、抽選で三名に豪華プレゼント!
監督サイン入り映画ポスター、トヨタグランドのペア招待券など、なかなかお得なんですよ。


上映監督が将来大物になったら・・・これは、価値上がりますねー。レアものですねー。

ちなみに去年と同様のものが上映された「蕎麦つちやCM」は、なかなか評判が良かったようです。
一部ではM.I.F.のホーリーの演技が良かったとか、なんとかかんとか。どうなんでしょうね、ホーリーさん。


■その3
「M.I.F.の活動紹介」コーナー
チョコすくいと同じ場所に、M.I.F.の活動を紹介する1コーナーがありました。
レフ板を当てると美肌になれる体験や、今までのM.I.F.活動メイキングが見れたり、ロケ風景や小道具なども触れて見れるものだったんですよ。


■その4
さて、今年の映画祭で、ぶっちぎりでアンケート人気が高かったアレです。


ドーーーーーン




シチュー(無料)

はじめの内はホウレン草が添えてありました。
想像以上に売れ行きがよく、米も足りなくなり、皿洗いも追いつかないほどに・・・!



ゆっくり食事するスペースを確保できず、お客さんらには大変不便だったと思います。申し訳ありません。
しかし、それ以上に「美味しかった」の声が大きく、調理スタッフは大変救われました。



もう一度シチュー(おかわり自由)

もしかしたら、上映作品よりも反響が大きかったかもしれない・・・恐ろしい子・・・シチュー。

これで小坂本町一丁目映画祭vol.7は終わりではありません。
■映画祭終了後の誰でも参加出来る「こざほんクラブ交流会」へ続く...